確定申告とは、納める税金の金額を確定させて、1月1日から12月31日までの一年間の所得から税金を計算し、国税庁に申告と納税(または還付)する手続きのことです。
毎年3月15日までに前年分の申告を行う必要があります。(3/15が土日の場合は、翌月曜日)
※申告期限は延長する場合がございます。詳しくは国税庁のホームページをご確認ください。
確定申告は計算式に当てはめて所得税額を計算し、書類を作成・提出すれば完了です。
freee会計は上記の計算式を意識しなくても自動で所得税額を計算して書類を作成してくれるので、出来上がった書類を提出するだけで確定申告をカンタンに終わらせることができます。
個人事業主の場合、主に所得税の確定申告を行います。
所得税とは、所得(儲け)に課される税金のことです。収める税金は一定条件を満たせば減らす(控除)ことができます。
申告する所得は、10種類に分類されます。
税金は所得に対してかかることがわかりましたが、収める税金を減らすことができます(控除)。
支払い済みの内容に応じて納税額が少なくなる仕組みなので、心当たりのある明細がある場合は確認してみましょう。
help_outline所得控除の種類はこんなにある!漏れなく控除を受けるには
控除の一例をご紹介します。控除の種類はとても多いですが、freee会計では◯✕形式に従って入力するだけで計算が完了します。
確定申告方法には、青色申告と白色申告があります。
青色申告[おすすめ]
freeeでは複式簿記を意識せず、◯✕に従って入力するだけで書類が作成されるので、青色申告をおすすめします。
青色申告は所得から最大65万円の控除をうけたり、家族の給与を経費扱いにできたりといったメリットがあります。
青色申告を行うためには、「青色申告承認申請書」を提出している必要があります。
help_outlineサラリーマンが確定申告&青色申告するときの注意事項
※提出期限は延長する場合がございます。詳しくは国税庁のホームページをご確認ください。
白色申告
「青色申告承認申請書」を提出していない場合は白色申告しか選択できません。
複式帳簿による帳簿の必要がないなど青色申告よりも対応が簡単ですが、控除等のメリットを受けられません。
freeeで確定申告をすすめる場合は、複式簿記を意識する必要がないため、青色申告をおすすめします。
確定申告書類は「税務署で提出」、「郵送で提出」、「電子申告」の3つの方法があります。freeeは全ての提出方法に対応していますが、一番オススメは「電子申告」です。
2020年度分の確定申告より、電子申告を行えば控除額を増やすことができます。
freeeではカンタンに電子申告ができるようガイドもご用意しています。
help_outline確定申告書類を税務署に持参・送付して提出する
一年間を通して個人事業主の方が行う経理業務・申告業務は下記のようなスケジュールになります。
・新しい事業年度スタート
・確定申告スタート(前年度分)
・確定申告、所得税の納税
・青色申告承認申請書提出期限
・消費税の納税
※開業後最初の2年間は原則免除
・税金の還付
・延納した場合残りの税金納付期限
・住民税(一括or年4回)
・予定納税(第1期)
・個人事業税(第1期)
・予定納税(第1期)
・個人事業税(第2期)
・事業年度終了
※3/15が土曜日または日曜日の場合は次の月曜日
※申告期限は延長する場合がございます。詳しくは国税庁のホームページをご確認ください。
期限が過ぎても申告をすることは可能です(期限後申告)。本来の納税額にさらに割増しで無申告加算税というものが発生しますので注意しましょう。
なるべく早く自主的に申告をすることで加算税の軽減や救済措置もありますので、万が一期限を過ぎてしまっても諦めずになるべく早く確定申告をしましょう。
所得から最大65万円の控除がうけられる青色申告ですが、期限後申告の場合は10万円しか控除を受けることができなくなります。最大65万円の控除の優遇措置を受けるには、期限内提出が必須ですので注意しましょう。
2年連続で期限後提出となった場合、青色申告の承認が取り消されてしまいます。
青色申告ができない場合は白色申告となりますが、青色申告で優遇されている最大65万円の控除を受けることができないため、納税額に大きな差が出てきます。
もし、期限後申告をする場合は翌年は遅れないように気をつけましょう。
税金の有効期限は5年間です。
確定申告が必要にも関わらず申告しなかった場合、「無申告加算税」や「延滞税」を支払うことになる可能性があります。
さらに悪質と判断された場合の税金の有効期限は7年間となり、本来の税金額よりも30〜40%もの重加算税が請求されることになります。
納税は国民の義務です。税務署からの調査を受けた場合、さらに税額が増える可能性もありますので、期限後申告だとしても気づいたタイミングですぐに確定申告を行っておきましょう。
help_outlineNo.2024 確定申告を忘れたとき|国税庁HP